
ここでは、中卒者が将来ラーメン屋を目指す時に独立するまでの最重要なことや、目標と目的の立て方、修行に行き詰まったらラーメン大学と言う手もありなのか?と言うことについて話していきたい。
わたしも中卒者なので、同じ立場から将来的に自分で商売をやりたいと思っていたわ。
ただ、ラーメン屋と言っても今や日本だけで無数の数の店舗があるので、自分が独立開業した時にはライバルだらけのジャンルでしのぎを削る事になるわな。
まあ、ビジネスにおいてライバルがいないジャンルなんて存在しないので、自分がラーメン屋を構える時の商圏はめちゃくちゃ大事になってくる。
この商圏で競合の同業と戦って行くことになるので、それを肝に銘じ中卒からラーメン屋開業を目指す方法をピックしていきたい。
もくじ
中卒で将来ラーメン屋を目指す方法

大きく分けて3つや。
■自分で修行先を見つけそこでのレン分けしてもらうやり方
■大手チェーンとFC契約(フランチャイズ)をして経営者になるやり方
■ラーメン学校に通いノウハウやスキルを学び開業するやり方
結論から言うと、この中で2番めのFC契約を結ぶことはオススメしない。
なぜなら、FCで契約してフランチャイズ傘下に入っちゃうと、先に払う加盟金(上納金)や月々のロイヤリティ(本部に払う材料費や管理費などの経費)でかなり利益が圧迫されるリスクがある。
これを知らないで、すぐにのレン(ブランド)がもらえるからと言って加盟しちゃうと後で軽い地獄をみるぞ。

今回の記事では、このラーメン学校と言うものに着目していきたいが、基本となる考え方はあんたが流行っているラーメン屋に出向き、『修行をさせて欲しい』と頼み込むことや。
そのタイミングで弟子や従業員を募集しているなら、そのまま電話して面接の段取りを準備してもらう事はできるが、募集していなかったら直接頼み込むしかない。
『募集してないからムリゲー。。』と思うかもしれないが、直接店主に頼み込むと意外とOKがもらえたりする。

2回も3回も、何回もチャレンジしてOKをもらえるまで熱意で押すんや。
とにかく、本気の姿勢を示すことができたら、店主も『コイツ、マジやな』と感じてくれて修行をさせてくれる可能性が高まる。そして、自分の中ですべて出しきってもOKをもらえなければ、そこで始めて諦めて他の店を探そう。
この作業を根気よく繰り返していれば、必ずあんたの修行先は見つかる。
ラーメン屋は経営(ビジネス)だと言う事を忘れるな
まず、ラーメン屋はビジネスだと言う事を忘れてはいけない。
どう言う事かと言うと、ほとんどのヤツはラーメン屋を開業する時に自分が旨いと思った店の味を伝授してもらい、その味をそのまま受け継いで独立しようとする。
これは、ある意味失敗するパターンや。

どんなビジネスでもそうやけど、まずはその商圏のお客さんが「何を求めているのか?」を市場調査しなくてはならない。
例えば、商圏の中に高校や大学があるところにこだわり抜いた塩ラーメンの店を出しても、顧客はそのようなモノを求めていない可能性が高く、自分が出す商品(ラーメン)とターゲットとする層が完全にズレてしまうことになるわけ。
ちゃんと商圏にいる顧客層が何を求めているのか?を把握した上で、自分の商品を出そうとするなら、学生が多い場所にはガツ盛り系の二郎系を出すとかしないと商圏とターゲットが全く一致せずに、結果的に売れないラーメン屋になってしまうわけ。
逆に、富裕層が多いエリアでは二郎系はハズレるので、こだわり抜いた塩ラーメンやつけ麺を出すとか。
このように、自分が店を出す商圏の顧客層に合わせてどんなラーメンを出すのかが、めちゃくちゃ重要になるんやな。
ただ単に、自分が気に入ったラーメンで商圏を無視して出してしまうと、失敗の確率がグンと高まる。
ビジネスの分野では、参入しようとする市場を開業するまえに徹底的に調査するのはマーケティングの分野においてもはや当たり前の事やな。
わたしも中卒やけど、建築現場で働きながら副業でWEBビジネスをやっているが、参入しようとしたときには
■同じ土俵(商圏)で戦うライバルがどれぐらいいるのか?
■参入してもちゃんと利益を取っていけるのか?
■短気的なビジネスではなく長期的にやっていけるビジネスなのか?
最低でもこれらの市場調査はしたよ。
なので、今のご時世旨いラーメンなんてそのへんにゴロゴロあるので、自分の舌にこだわりすぎて「旨いラーメンさえ作れたらOK」と言う考え方はかなり危険と言える。
そうではなく、『商圏の顧客が求めているものを出す』と言う考え方がマーケティングの正しい考え方なので、そこは注意して欲しい。
ラーメン屋の見習い時の主な作業内容は?
まず、中卒者で将来ラーメン屋をやりたいと思っているヤツは、どんな作業をするのか想像して欲しい。至ってシンプルや。
■仕込み
■開店
■オーダーを受ける
■商品(ラーメン)作る
■お客さんに運ぶ
■店の掃除や売上管理(スタッフ管理・1人営業の場合は除外)
■閉店
毎日毎日、これの繰り返しやな。
もちろん、修行中や勤務中も永遠にこれが続く。
そんな中、お客さんが食べ終わったモノをキレイにしたり昼時のピーク時が過ぎれば素材の仕込みをしたり1日の仕事が終わるころには厨房の掃除や作業台などを綺麗にししていく。
まあ、ラーメン屋はほとんどのケースでこんな感じで、経験があるヤツは予測つくと思う。
ホールとキッチンで区分されているのが基本的な法則で、修行にあたってはさる事ながらずべての作業を行う事が面接時に言われるはずだ。 自分はキッチンメインをやりたい!とか、ホールメインでやりたい!とか言ったところで、どヤされるのがオチや。(笑

ただ、店によっては一定レベル以上仕事を覚えないとラーメンを作らせてくれないなんて店もある。 ラーメン屋はとりあえず流行ってる店なら昼のピーク時はてんてこ舞いだ。。
中卒でラーメン屋を経営したいと考えてるヤツには、見習いや修行から行うのがセオリーや。
ただ、 キツイ・・バックれたい・・ なんてすぐに思いこんでしまうようだととてもじゃないが、ラーメン屋は諦めたほうがいい。これは絶対。
ぶっちゃけ言えば、ラーメン屋であろうとなんであろうと、しきりにラクな仕事でもないし、甘いものではない。
普通にラーメン屋のバイトをすれば飲食業がいか程ハードなものかよく理解出来るし、自分がラーメン屋に向いているかどうかの判断材料という形で体験するのもアリかなと思うよ。 特に中卒は。
見習い(修行)はキツいと心得ておけ
ラーメン屋の仕込みは 、
■チャーシューをカットしたり
■野菜を死ぬほど切ったり
■卵仕込んだり
■スープ作ったり
■背脂作ったり
と、下準備はあれこれある。

店によってキッチンの室内温度の度合いとか違いがあるのかもしれないけど、はっきり言ってラーメン屋の夏はマジでヤバい。。
一般的に、スープ作りなどをしていると軽く室内温度は40度を超えるわな。なので基本汗だくになりながら仕事をする。 こんな風に、キツいしツラいことだってあるかも知れないが、それとは反対に将来得るモノもデカい。
なんせ、アグレッシブに取り組めばオーナーとしての技術や創意工夫などが身につき、そこから独立開業して自分自身でビジネスができるようになるので。
軌道に乗れば、たとえ中卒でも一般サラリーマンやそのへんの重役なんかより高収入が期待できるわな。
修行はどうしても性に合わなければラーメン大学(学校)もあり
以前、メディアでも取り沙汰されていたけど寿司職人の世界で「飯炊き3年、握り8年」の下積みが大切だという話があったよね?
同様にラーメン職人もそういった長期間続く修行は必要としないのが彼の考え方やな。
確かに、できるなら店舗に入り下積みから修行するのが自然の流れやと思うけど、今の時代は「入社3年で店長へ」とテーマを掲げているところもある。
ラーメン店のオーナーになるには冒頭でもお話したが、基本的にはいくつかの切り口がある。
1つは人気のある店で修業を重ね、のレン分けしてもらうやり方。もうひとつは、基本的にド素人でも大手チェーンとFC契約をして経営者になるやり方。それ相当のやり方はレクチャーしてくれるところもいろいろある。
ただ冒頭でも言ったが、FCで契約してフランチャイズ傘下に入っちゃうと、上納金や月々のマージンでかなり利益が圧迫されるリスクもあるわけやな。

このスクールや学校に通うとなると、オーナーになるための修行スパンは基本的に「1週間」で終了するスクールもあれば、「2か月」はみっちりやるところもある。
しかしながら2か月で合格水準を出してもらえない人もいて、その結果オーナーにふさわしくないとジャッジするケースもある。
1週間や2か月のトレーニングは長目か短目かというと、 長期に亘り下積みをしなければ作れないラーメンもあれば、完全初心者でも短い間で作れるラーメンもある、ということだろう。
どうしてもリアル店舗での修行は耐えきれない中卒者であれば、このようなやり方も選択肢の1つではないかと個人的には思うよ。
ラーメン大学で本当にノウハウが身につくの?

「1週間でノウハウ習得」と言う事やけど、ここ最近までラーメン業界では「インスピレーション(感)と経験値」にウェートを置いてきた傾向がある。
ただ、このラーメン学校ではそのインスピレーションを全てカットし、データ化してラーメンつくり出すやり方を伝えている。要は、ラーメン完成に至るモノを全て数値化して作りだすやり方やな。
感に頼った作り方ではなくマニュアル化して、誰でも作れるようにしていると言う事やな。
1週間の内訳は、スタートの2日間でラーメン屋の経営運営をマスターし、あと5日間は実際の作業(スープ・麺上げ・仕込み・盛り付け)を上達させる。学費は約30万円前後の学校が多い。
少し高く映るが、卒業したらそれでおしまいではなく、自分が店を出した時に画期的なスープのレシピや店舗マネージメントなどのコンサルティングを無料で受けられるところが多いよ。
このようにサポートは厚い。
とは言っても、やっぱりラーメン店に勤務していたヤツが独立開業のために体験したり、逆に学習をした後にラーメン屋にトレーニングに行くヤツもいたりと、肝心な事はこのようなスクールで実践した事がすべてではなく、学んだ事をいかに独立時に発揮できるかがラーメン職人や経営者としての成功を左右させるモノだと思う。
つまり、スクール卒業後は個人の努力次第だと言うことやろな。
中卒は有利?早く現場に出たほうが仕込みが身に付く
よく、「中卒」とネットサーフィンして出てくるワードと言えば否定的な情報ばかり出てくるが、この点は個人的に違うと思っている。
わたしは、ラーメン屋に限らず中卒者だからこそ高卒者や大卒者にはない強み(武器)として早い時期から社会経験が詰めるのが大きいと思っている。
中卒後に何か特定の分野で技術や経験を積み、そこに特化したプロセスで進めば高卒者や大卒者にはない圧倒的なスピードで人生経験が詰める。
高校3年、大学4年、つまり中卒者は大学者よりも7年間も早く社会経験していることになる。

その7年間であれば十分技術やスキルは身につく事ができるので、「中卒だから出来ないんだ?」などと言われることはなくなるよね。
これはラーメン屋でも全く同じ。
中卒だからと言ってこの先のことが、仕事、生き方あらゆる局面で大変ばかりになるなんてことはないよ。 これからの将来を自分の望む未来にするかどうかは今から行動に移すのか、後回しにするかにかかっているよね。
早く独立して店をやりたければ目標や期間を決めよう

この時点で、その商圏で流行っているラーメン屋で仕事しつつトレーニングするのがセオリーのルートになるが、先程のラーメン学校などに行くのも1つの方法や。
どちらにせよ、先だって目標や期間を決めると、「いついつまでに絶対に開業する!」と自分ルールを決める事ができ、それを100パーセント実行しようとマジなヤツは動こうとする。
したがって初めからスパンを決めるのはかなり重要事項だと断定できる。
そうじゃないと、何年やっても目標に到達できずにズルズルと時間だけが過ぎて行き、最悪独立なんてできなかったと言うケースにもなってしまうよ。 なので、まずは目標を決めよう。その際に意識しておいたほうがいいポイントはこれ。
■スキルを身につける店が流行ってるラーメン屋である
修行は繁盛店で行った方が絶対によい。繁盛店というのは味にとどまらず、メニューや店舗管理など、ありとあらゆるものが成功に結び付くファクターを含めている。流行らない店とはあらゆるものに月とスッポンの差があるので、マジで成功したいヤツは必ずこれは必須やな。
■オーナーと理念が同じである
オーナーには感性やラーメンに向けた想い、経営に対する経験があるので、オーナーと理念(進むべき道)が共有できるほうが圧倒的に有利や。つまり、独立後のさまざまなアドバイスや伝授をくれるので、価値観が共有できるほうがいい。
ラーメン修行で給料や待遇は度外視しろ
修行はとにかく将来の独立のためや。その個所にずっと居残るのではないので、人と一緒のようなルーティンワークでは、ただのしがない会社員やし、独立するのも結果的に遅れるよ。
1ヶ月の賃金や条件でスキルを身につける環境を選択しないようにしよう。
わかりやすく言うと給料や待遇のことを考えるのを一回やめ、修行先にとって己がいかほど中身がある人柄であるのかをいの一番に意識しよう。

マジで大切なことやから再三言うが、下積み期間や修行期間は「技術スキルや経験を身に付ける場」なので、給料や待遇にウェートを置いてしまっては、現実的な目的から外れた道に進むことになる。 これでは本末転倒もいいところや。
結局、お金がきっかけとなって働きに出てるだけになってしまうぞ。
しばしば「仕事で最重要すべきなのは”やりがい”か、それとも”お金”か?」と言うような 聴き取り調査をするヤツも多いが、そんな疑問を持ち合わせている時点で「トレーニング」じゃない。。
確かに、お金は生活して行く上でないとできない。 しかしながら、それより大事なことは「時間は有限だと言うこと」。人生一度きりのタイムラインしかないのだ。
少しの時間も無駄にしたくない、と考えるヤツなんかは修行の時間だってちゃんと意義ある濃縮された時間にしたいと、早く仕事をマスターして開業しすぐにでも商売をやり始める。
この部分がハイレベルな確率でうまくいく人間となるうる。
このようなステップで、全てはラーメン屋として独立開業するまでの過程として、始めのファーストステップから目的や目標を準備してガンガン進んで行く。 ここのところが、給料や待遇を無視できないヤツとの「ズレ」なのだ。
給料や待遇を優先してしまうと目的が達成できない
つまり、「ラーメン屋を開業して成功する店を作る」を目的としていたはずなのに、あれよあれよという間に給与や待遇や会社のブランドなどを重要視していたという場合はよく見られる。
独立起業に重きを置きいたはずが、いつの間にやら収入などにウェートを置いているようになり、元々の目的は別のところに向かってしまったと言う人は間違いなく多い。
どちらのケースでも、正確な目的が実現されないので、結局また同じ暮らしに戻るわけやな。

その中で優先度が一番高いものをジャッジメントすることがキーになる。
いくらでも理由を突きつめていき、自分が店舗をしたい一番のポイントを見つけるのもひとつのやり方で、こうすればこういった失敗は避けられるはずだ。
開業は高卒や大卒のほうがいい?そんな定義はない
ぶっちゃけて言えば、自分でラーメン屋を立ち上げてやるなら学歴は無関係。

開業するまでに、どの程度の年数が必要か開業資金、軍資金の準備等、ラーメン屋とはいえ他ので攻めるのか、センセーショナルなメニュー(二郎系インスパイア)で攻めるのかは、そういったものをベースに経営計画が変わってくる。
なので、 高校3年間や大学の4年間を意義のある時間にするか、ピント外れの時間にするかは己が決める事や。
ちょくちょく、大学で「経営学を学んでます!」とか言っている連中がいるが、そんなモノはラーメン屋を開業する際に全く無関係。
一般常識があり、ラーメン屋で利益を出すにはどうすればいいのかが理解できていたら経営はできる。中卒のわたしでもこのようなブログが書けるわけやから(笑
確かに高卒や大卒の方が有利と言う声も一律ある。 特に大学を出ると、見えるエリアが広範囲に及ぶと言う事。 大きな経済環境の過程の中で、経営を考えることが可能になる。
売れるラーメンの作り方、商圏の把握、など勉強することは色々あるが、そうした視点でも、勉強に習熟してきた大卒のほうが有利と言う事はうなづける。 とは言っても、わたし自身も中卒なのであえて言うがどんなビジネスで独立起業しようが、学歴は一切関係なしや。
つまり、お客を呼べるラーメンを出せるかが一番の勝負となる。まー最低限の経営の知識はいるが別に大学に入らなくても顧客から支持されるラーメンは全然出せる。
最終的に『なぜラーメン屋をしたいの?』が一番大事
最終的には、この考え方が一番のキーになると思うよ。
ラーメン屋をしたい理由が、
■単純にラーメンが好きやから?
■金儲けがしたいから?
■中卒やからラーメン屋でもしようと思っているから?
人それぞれ、色んな理由はあると思うが、自分がなぜ店をやりたいのかを考えることはかなり本質を付く理由になる。
ここをはっきりと明確にすることで、自分は一体何のために独立して周囲の人達(お客さん)に貢献できるのか?求められているラーメンを提供していかに周りを笑顔にする事ができるのか?「美味しいかったわ!」と、その一言を聞くためにいかに自分が努力(行動)できるのか?

中卒でも自分なりの夢や目標を持っていれば、ラーメン屋でも人生成功できるシナリオはあるので、ラーメン屋を目指すなら今回話した内容を心に秘めて突き進もう。成功を願っている。
最後までご覧いただき感謝したい。
MASA
管理人プロフィール

- 42歳・建築現場で働く中卒者。このままで人生を終わらせたくないとPCスキルゼロだったがパソコン教室に通いWordPress構築の基本を覚える。今ではブログ立ち上げや記事作成のスキルを身に付け、自分と同じ中卒者に向けて役に立つコンテンツ作成や生き方についての情報を発信しています。
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